完璧な風水は存在しない

風水は生年月日を用いて占いを行うものですが、古来より長年現場で利用されてきたということもあり、哲学的な側面も強くなっています。

その分、風水占いには完璧な面はあまりなく、哲学や教訓のような感覚で活用するのが良いでしょう。

風水を哲学的理念

風水には山、川などの場所から住むのに適している場所、そうでない場所を分析するような側面があります。家の中の家具、間取り、部屋の数や部屋の作り方など、風水を参考にして決めていくのが一般的で、鬼門や裏鬼門に玄関などを置かないようにするなどの工夫を、不動産屋、建築士、設計士が既に取り入れている事が多いです。

自然の中で安全に暮らせるような場所を見つけるための教訓の他、家の中に死んだものを置いておかないという考え方もこれに通じる部分があります。古の時代には、死んだものが屋内にあると感染症や外部の獣、害虫を寄せるとされたため、死んだ植物、死んだものを家においておかないようにするという風習や哲学的感覚が生まれています。

生活の安全を阻害するものとして、こうした風水的な哲学が生み出されているので、参考程度に活用しましょう。

占いとして考えよう

風水で一戸建てやお部屋をみてみると、人によってはあまり良い方角にない場合もあります。ただし、しっかりとした見方をしないと間違った認識で行動してしまうため、占いであることを忘れずに風水を応用しましょう。

鬼門に玄関があるような場合でも、その人自身の運気が落ちていない場合は、その人にとっての気の流れ方が異なる可能性があり、家の場所が風水的に非常によく、鬼門を意識したとしてもそこまで邪気が流れ込んでこないという場合もあります。占いだからといってそのまま本命卦の結果を過信するのではなく、ほどほどに捉えるのが大切です。

風水もはずれることがある

風水で示される内容は全て正しいわけではありません。風水も当たることと外れることがあり、その人自身の運命や本質、その人にとって強くなれる土地などが風水の占い結果、本命卦を多少変えてしまうことがあります。

鬼門の方角だからと単純に避けるのではなく、気の流れを阻害しないようにしたり、風の流れを変えたりすることで運気を安定させることができます。玄関の真反対に大きな窓があり、風がスッキリ抜けるような場合は鬼門の場所に玄関があってもあまり関係せず、影響しあわないこともあります。

風水だけでなく、本命卦、その人の土地に対する親和性、県民性と性格などを合わせてチェックすると、より深く価値のある占いが可能です。